最近インフレすげーよねー

家庭での食料品の価格は10.8%上昇し、1980年11月以来12ヶ月で最大の上昇率となった。肉、鶏肉、魚、卵の価格は14.3%上昇し、1979年5月以来12ヶ月で最大の上昇となった。最も衝撃的だったのは燃料油の指数で、106.7%上昇し、1935年にこのシリーズが始まって以来最大の上昇率となった。
もちろん、インフレ傾向には住宅市場が大きな役割を果たしており、それについてはこれから詳しく見ていくことにする。しかし、現実には、他の多くの主要なドライバーは、非常に低い物価水準とインフレ率の低下によるものである。例えば、金融の世界ではよくあることですが、物価水準のデータが信頼できるものであるかどうかは定かではありません。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、景気を冷やすために、インフレを引き起こすと考えられる金利の引き上げを行わないよう、非常に慎重になっています。つまり、バランス的には、FRBは利上げを避けるために全力を尽くしているのです。もう一つ考えられる要因がある。失業率が5%未満を維持する限り、現時点でのインフレリスクを考えると、FRBが利上げを行うべきかは明らかではありません。
インフレ圧力の最良の指標は、消費者物価指数の12ヶ月間の変化です。CPIが12.5%上昇すれば物価水準は8.5%上昇、6%上昇すれば物価水準は9.5%上昇、9.5%上昇すれば物価水準は15%上昇しており、これはかなり大きい(FRBに利上げ・利下げを強いるほど大きい)。これはかなり大きい(FRBに金利の引き上げや引き下げを強いるほど大きい)だろう。しかし、これから見るように、最大の要因は食品指数の12ヶ月変化である。
食品価格は11.8%上昇し、1980年11月以来の12ヶ月間の最大上昇率となった(景気後退期の13%上昇を上回る)。これは1980年11月以来最大の上昇率であり、リセッション時の13%上昇を上回る。最も重要なことは、生産高に対する物価の比率が過去30年間のどの時点よりもはるかに高いということである。
では、食品価格は異常な勢いで上昇しているのだろうか。確かにその可能性はある。
しかし、インフレ率は農産物価格比率で決まるのですが、農産物価格比率は非常に低いのです。3月の消費者物価指数(CPI-U)は1.75%と1991年3月以来の低水準になり、デフレ指数(食料とエネルギーのコストをカウントした物価指数)も0.95%と2カ月連続で低下しているのだから、それが米国のデフレの大きな原因になっているのだ。
インフレはゼロサムゲームではない。