固定資産税評価額から売却価格相場を算出する方法

固定資産税評価額から売却価格相場を算出する方法
固定資産税評価額は、不動産の売却価格相場を把握するための手段です。
固定資産税評価額とは、不動産にかかる税金の基準となる価格のことを指します。
この評価額は、周辺地域で行われた過去の不動産取引価格や国土交通省の公示価格、国税庁の発表する路線価などを基に算出されます。
各市町村によって決められており、基準地標準価格を含め5種類の不動産価格が存在します。
参考ページ：不動産の固定資産税評価額とは何の価格？売る時の参考価格？詳しく解説
固定資産税とは
固定資産税は、土地や建物、償却資産などの所有者に対して課される地方税です。
毎年1月1日時点で固定資産を所有している人に対して課税されます。
納税通知書は、通常4月から6月頃に送られます。
共有名義の場合は、登記簿上の先頭に記載されている人に対して送られます。
多くの自治体では、固定資産税を年4回の分割で支払います。
期日に遅れると延滞金が発生するため、注意が必要です。
固定資産税評価額の決まり方
固定資産税評価額は、固定資産税の計算に用いられる土地の価格です。
固定資産税の計算式には、固定資産税評価額（課税標準額）と標準税率が含まれます。
固定資産税評価額は、総務大臣によって告示された固定資産評価基準に基づいて決まります。
各市町村の長が決定する規定となっており、見直しは3年ごとに行われます。
固定資産税評価額を利用した売却価格相場の算出方法
固定資産税評価額は、不動産の売却価格相場の指標として用いることができます。
一般的には、公示価格の70%程度を基準と考えることができます。
ただし、この割合は目安であり、実際の売却価格は市場や物件の状態、需要と供給のバランスなどによって変動します。
したがって、固定資産税評価額を参考にしながらも、専門家のアドバイスや市場の状況を考慮することが重要です。